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「五黄の申」年生まれの私は、まさしく今年が年女。「男の子だったらよかったのに」と言われ続けて三十六年が経とうとしている。強烈な個性と強い自我を持っているのがこの年の生まれだとよく言われるが、今年、年女・年男の顔ぶれを見ても、確かに個性の強そうな人が多い。
今年の政治の大きなテーマのひとつは、憲法改正論議であると私は見ている。去年の年金問題のような一種の「憲法ブーム」でも巻き起これば、大きな進歩と言えよう。
それも、昨年の自民党総裁選で小泉純一郎首相が「平成十七年の自民党結党五十周年までに試案をまとめる」と公言したことが、ひとつのきっかけであった。それには今年が、平成十二年から衆参両院に設置されている「憲法調査会」の前期五年の調査期間の最終年であることも考慮されてのことである。両院の憲法調査会から報告書が提出され、自民党のプロジェクトチームも夏ごろまでに草案のたたき台をまとめるという。
それにさきかげ、今月始まった通常国会には、憲法改正に必要な国民投票法の法案が提出され成立を目指すと言う。今まで憲法改正の必要性を多く語られながら、具体的プロセスである国民投票法すらなかったことが、憲法改正の非現実性を強調することにもなっていたのだが、これらがスケジュール通りに進めば、遅きに失したとはいえ、近年にないほどの進捗をみることになる。
一部の政治家や政党は「創憲」「論憲」などと、言葉の遊びで憲法改正論議をごまかそうとしているが、憲法は国の背骨となるものである。つまり日本人の精神の芯ともいえる。日本人の「武士道」が海外で見直されている昨今、私たち日本人が、自分たちの手によって精神の芯を作ることは、当然のことであり、政治家はその先導役となることが使命である。
ここはひとつ、「五黄の申」年である今年、“我の強さ”で押し切ることを期待したい。
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