| 米英のイラク攻撃に至る経緯を見ていて、一番強く感じたのは、国際社会において、日本はいかに存在感のない国なのかということである。国連、特に安全保障理事会のあり方にも大いに疑問があり、今後、このような国際組織をどう改め発展させていくのか、真剣に議論しなくてはいけないが、日本の存在感のなさは、それ以前の問題だ。アメリカを支持することへの賛否を問う以前に、日本にはやらなくてはいけないことがある。
つまり、たとえそれが防衛のためであっても、軍事力をアメリカに依存している以上、アメリカに従わざるを得ないのが、日本の実情なのだ。アメリカ追従への賛否を議論するのもいいが、まず日本がアメリカと対等に話をすることができるためにはどうしたらいいのかを、議論すべきではないだろうか。
私も、できることなら、軍事攻撃は避けるべきだと思っている。戦争に正義はない、それもそうだと思う。しかし、米英の兵士たちは、自国のために命をも惜しまず、戦場に赴いている。兵士とて、一人の人間。できれば戦場などにいかず、家族とともに、平和に安全に暮らしたいと思うだろう。しかし、彼らは使命に逆らわず命を懸けて、国のために戦おうとしている。片や他国に軍事力を依存しながら、遠くから戦争反対と無責任に叫ぶ日本人。私たち日本人は、これで恥ずかしくないのだろうか。
日本がこのままの状態を続けるのなら、これから先も、たとえアメリカが間違っていても、アメリカについていく道しかない。政府は、日米同盟関係を重視すると言っている。ならば、国際社会での発言力を持つ第一歩として、アメリカとの対等関係を築くために、何をしなければいけないのか、真剣に考えてもらいたい。
私は、せめて防衛のためだけでもいい、日本は「国家」として恥ずかしくない軍事力を持つことが重要だと考えている。その場しのぎの「特措法」でごまかすのではなく、もういい加減、国会でも日本の軍備をどうするのか、真剣に議論すべきではないだろうか。
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