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"解散・総選挙"ばかりが気になる永田町。そんなに早くに選挙をやりたいのかと思ってしまうような雰囲気だが、その前に、一仕事をしていただかなくてはいけない。
今週から通常国会が始まった。会期150日の長丁場だ。通常国会では、来年度予算案が優先議案となるが、今国会では、平成14年度補正予算案が、まず先に審議されることになる。財務相の財政演説と各党代表質問、補正予算成立後の首相の施政方針演説と代表質問という"セレモニー"に多くの時間を費やすことになるが、選挙を意識したこの国会では、この予算案に対して、与野党が真剣に議論してほしい。
総額約81兆円に対して、税収は51.1%の41兆7860億円しかない。あとは、国債の発行などで補填するが、国債依存度は44%。国債新規発行30兆円にこだわってきた小泉首相も、新規発行額で過去最高という記録を作ってしまった。不況の折、政府の緊縮財政はいけないという論が強いようだが、本当にそうだろうか。こんなに借金依存の国家財政では、増税や社会保障費のアップなどで、後々、私たち国民が何らかの形で負担させられることになる。
事実、消費税増税も公然と語られるようになったし、「取りやすいところから取る」という、相変わらずの税制改正も、国民負担がジワジワと重くなっている証拠である。小泉首相が本来やろうとしていた『改革』は、この1,2年を何とか乗り切ればいいというものではないはずだ。これから長い将来を生きる私の世代には、その場しのぎの政策や改革だけは、どうしてもしてほしくないことなのだ。
予算は、国家の質を示すものである。もし今年、選挙が行われるのであれば、小泉首相の「改革」の先には何があるのか、国会審議を通じ、国民の前に示してもらいたい。そして、自民党や与党も、首相と同じ考えなのか、それとも抵抗勢力として改革を阻止するのか、態度を明確にすることは、国民に対する最低限の責任である。
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