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「政治資金のゆくえ」
年末が近くなると、毎日のように「出版記念会」などと書かれた政治家からの案内状が届く。しかし、だれもそれが出版記念会とは思っていない。どれも「政治資金パーティー」とただし書きがついているからだ。
昨年の政治資金収支報告書が発表された。収入の多かった政治家は、企業・団体献金やパーティー収入に多くを依存し、年間で複数回のパーティーを開き、億単位の収入を得ている。政治家個人への企業団体献金が禁止されると、実質、政治家の"私物"である政党支部を経由して献金を受けるなど、巧みな技術を使い分けている。
また集めた政治資金を派閥や政党に寄付することで、仲間同士で分け合う。お金は束となって行き交う。また、公設秘書の給料が多すぎるからと、その一部を寄付という形で政治家へ"還流"させる。ありとあらゆる手段で、資金集めに奔走する政治家たち。また、資金力のある政治家へ群がる同僚政治家。一体、政治家たちは、それらの巨額の資金を何に使っているのだろうか。
もちろん、真剣に立法活動や政治活動を行おうとすれば、国会議員に対する処遇が十分でないことも事実である。しかし、一人で億単位もの資金を集めるとなると、逆に他の使い道を想像せざるを得ない。
政治腐敗の温床である「政・官・業」の癒着を断つために、政治家個人への企業団体献金を禁止し、代わりに政党交付金として税金から政治活動を支える資金を拠出することになった。にもかかわらず、抜け道を使って国民との"約束"を平気で破っている。
これだけの集金をするには、相当の時間とエネルギーを要するはずだ。そのエネルギーと時間があれば、北朝鮮による日本人拉致事件だって、もっと早くに、そしていい結果で解決できたはずである。山積する国内問題についても同じである。お金にばかり執着する政治家は、もういらないし、選んではいけないのだ。 |
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