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最終更新日 2004年10月18日
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雑文・エッセイ
★出産の恩返しを

 皆様、本当にご無沙汰しておりました。

 わずかながらの「産休」を取っている間に、季節はすっかり秋。大きなお腹を抱えて議員会館に取材に行った、あの40度の日がはるか昔に思えてきます。

 私はこの2ヶ月半の間、世の中の全ての親を尊敬してしまいました。自分の周囲の友達も、大変とはいっても、何でもないような顔をして子供を育てていたように見えましたが、みんな大変だったんだなあと、つくづく思ってしまったのです。もちろん、手のかけ方などに違いはあったにしても、最初の1、2ヶ月は誰も同じような大変さを味わってきたはずだし、それでもその大変さを周囲に感じさせないというのはすごいなあと、ただただ感心してしまうのです。

 何事も経験してみなければわからないものだと改めて実感する今日この頃。子供ができて新しく見えてきたこともたくさんあります。政治として取り組んで欲しいことも、新たにたくさん目に付いてきました。

 でも、今、私が一番いいたいことは、一つの生命は、たくさんの人の、たくさんの暖かい気持ちがあってこそ、誕生するということです。

 出産前は4日前まで、産後は35日後には原稿を書いていた私にとっては、十分な産休はありませんでしたが、そんな中でも周囲の人たちに十分すぎるほどの配慮をいただきました。原稿もラジオも、ギリギリのスケジュールで対応していただいたし、こんなに勝手を言ったらもう仕事が来なくなってしまうのではないかと思うようなことでも、暖かく、広い心で受け入れていただいたことがいくつもありました。お腹の子供を思えばハードすぎる日程も、そんな周囲の方たちの暖かい気持ちがあってこそ乗り切ることができ、無事元気な赤ちゃんが生まれたのだと思います。自分ひとりが頑張ることには限界がある。周囲の力に支えられてこそ自分があるということを、私はこの出産という機会に、初めて心から理解できたような気がします。

 人間は自分ひとりで生きているのではない。支え、支えられ生きている。だから自分のことばかり考えるのではなく、人のことを自分のことにように思える広い、優しい心をもった人間に育てていきたいと思っています。そのことで、私は周囲の方たちに恩返しをしたいと思っているのです。

 

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