細川珠生website
最終更新日 2004年3月30日
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★疑問

 私もよく足を運ぶ六本木ヒルズで事故がおき、6歳の男の子の命が奪われました。確かに、最近の大型自動回転ドアは、なんとなく使い辛く、隣に普通の扉があれば私はそちらを利用することの方が多かっただけに、子供にとってはなお、“不向き”であったのではないかと思います。ましてや、平日とはいえ、春休みの六本木ヒルズ、しかもあの場所はいつも風が強く、何か落ち着いた行動が取れない諸条件があり、いっそうの安全対策が求められていたと思うのですが、どうもその点はそうではなかったようです。利便性や効果を重視し、結果として安全対策を軽視したと言われても仕方のないビル管理会社やメーカーの責任は大きいものと思います。

 ただ、勇気をもって言わせていただければ、なぜ、あの場所で、子供の手を離したのでしょうか。子供は騒動的な行動が多いから、それを予測して、世の中全ての施設を、子供に対して絶対的に安全な設備にするということは、現実として不可能ではないかと私は思うのです。子供は衝動的な行動が多い、だからこそ、あのような人も多く、(おそらく)初めて訪れたであろう場所では、親は絶対に子供の手を離してはいけないと、私は思うのです。その瞬間にどのような状況であったかはわかりませんが、しまりかけているドアに突進する子供に対して、親の責任は皆無でしょうか?

 この回転ドアに、構造上・安全上・運用問題が多々あったことは事実で、それにより、我が子を亡くすという親としては決して許すことのできない現実を受け入れなければいけないことは、やり場のない怒りと悲しみを抱えていることと思います。森ビルの社長や三和シャッターの社長が弔問に行っても、門前払いをする気持ちもわからなくもないけれど、でも、あえて勇気をもって言わせていただければ、子供の命の責任の多くは、親が背負っていると私は思うのです。そのことを少しでも自覚できれば、門前払いまですることなのかという疑問も沸いてきます。

 全てを同列に論じることは間違いかもしれませんが、どうも最近の風潮は、何かあるとすぐ「人のせい」「もののせい」にして、まず自らにその責任がなかったかを考えるという習慣が全くなくなってしまっているのではないかと思うのですが・・・。

 

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