細川珠生website
最終更新日 2004年12月09日
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雑文・エッセイ

★これでは少子化になるはず

 毎日毎日、何がなんだかわからないまま、過ごしていました。

 最後にサイトの更新をしたのが10月28日。
 1ヶ月半も更新ができなかったのは、最長記録!などと冗談を言っていてはいけないのですが・・・サボっていたわけではないので、どうかお許しください。

 秋は毎年講演の繁忙期で、平均すると週に2回はあちらこちらに足を運んでは、政治について言いたい放題、私なりの政治評論を繰り広げているのですが、今年は泊まりでの仕事を遠慮していたせいもあって数こそ例年に比べ少ないものの、何分、産後3ヶ月の身では、母子共に堪えるものがありました。
 
  いつも思うのですが、そのときは必死で、無我夢中で育児、家事、仕事をしていましたが、振り返ると、「自分を褒めたい!」という心境になるほど、よく乗り越えられたものだと我ながら感心してしまうのです・・・。
 
 思えば、産前も4日前まで仕事をしていたので、実質、産前の産休はなかったのですが、そんな生活をしながら、よく無事で生まれてくれたものだと、生命力の強さを感じずにはいられません。

 それで、この数ヶ月、色々なことを考えました。というより、色々なことがわかりました。
 例えば、少子化の原因。色々ある中で、自分が子供を持って初めて気付いた少子化の原因は、「核家族化」ということです。要するに、"手"がないのです。

 仕事をするまでもなく、ちょっとした"用事"を済ますにも、必ず直面するのが「さて、子供をどうするか」という問題です。連れていかれる場なのかどうか、連れて行かれないのなら、誰に預けるかという問題。例えば、自分の化粧品がなくなってそれを買いに行くにも、人ごみに生後数ヶ月の子供を連れて行くことはあまり好ましくないはず。そうなると、夫の予定を聞き、母の予定を聞き、それで漸く、行動に移せるということになるのです。急に何かが必要になるという事態だけは避けたいので(というより、急な事態には対処不可能)、先々まで考えて行動しなければならなくなるのです。

 日常の買い物も同じです。夫が休みのときのまとめ買いや宅配など間に合うようにしていても、どうしても子供を連れて買い物に行かなければならなくなったとき、特に、寒くなってきた最近では、時間帯も限られてきてしまいました。

 買い物などの外出する用事だけではありません。家の掃除をするにも一苦労。子供が寝ている間にしようと思うと、掃除機の音でおきてしまったり・・・。もちろん、料理をするのだって、自分がお風呂に入るのだって、大変です。せめて夫がいれば、家事をするその間は見ててもらうことができるけど、一人の時は何をするにも至難の技です。多少、子供が泣いても無視をするぐらいの気持ちでいないことには、何もかもが成り立たないのが現実なのです。

 特に、日本の家庭は「父親不在」ですから、母親は孤軍奮闘で、これで子供をたくさん産めといわれても、無理!もちろん、3人も4人も産んで頑張っている人もいますが、ヘルプの"手"がない状況では、なかなか難しいのです。日本にいる全ての女性が3人以上の子供を持たない限り日本の人口は減っていくので、少子化は絶対に止められないと考えると、無駄な少子化対策はしないほうがいいと私は思います。

 私の親の世代は、三世代で住んでいる人がまだまだ多かっただけに、こういう悩みはなかったのだろうなあと思います。もちろん、それはそれで別の悩みは存在していたと思うので、日本の女性たちは、自由を手に入れた分だけ、別の苦労がついてきたということなのかもしれません。

 

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