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★ 多選、高齢首長の限界
横浜の新しい市長は37歳の中田宏さん。私は、中田さんが衆議院議員に初当選をした時から、お付き合いをさせていただいていましたが、私がもし中田さんを直接知らなくても、絶対に中田さんを応援していたと思います。
投票の3日前に、中田さんの応援にいっている人から、「ダブルスコアで現職に負けている」と聞いて、「そんなバカなことがあるかなあ」と思っていましたが、もしこれで4選を目指す現職候補者が当選したら、私は日本の未来はないというぐらいに思っていたのです。
だから当選の報をテレビで見たときには、ほっとしたと同時に、これから自分の将来にも希望が持てるような気分になって、とてもうれしくなりました。
現職が負けたことにはいろいろ理由があるでしょう。支持率の下がっている与党の推薦を受けていたことが一因であることは間違いないけれど、それ以上に、70才を過ぎ、すでに3期12年も市長を務めた人が、後進に道を譲れないところに問題があるのです。
元建設官僚で、12年市長を務めれば、経験も知識も豊富で、人間関係も広く、それはどんなにがんばっても37歳の中田さんが勝てることではありません。しかし、今の時代は、あらゆるところで構造改革が求められています。地方自治体のあり方、国との関係における構造改革が、日本の最重要課題であるともいえるこのときに、
知識や経験や人間関係は、逆にマイナス要素にしか働かなくなると、私は思うのです。
「若さ」の利点は、しがらみがないことです。年をとり、経験を重ねれば、いろんな人の気持ちがわかってしまったり、人間関係を崩したくない一心で保身に回ってしまうのです。リーダーの役割を負う人が、保身に回ってしまったら、何もその役割を果たすことはできません。
政令市は、のきなみ高齢・多選の首長です。また多くは来年に選挙を迎えます。
どんなに「気」が若くても、重ねてしまった経歴には勝てないのです。横浜のケースがたまたまではなく、起こるべくして起こった結果だと、多くの人が認識することが大事なのではないでしょうか。
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